FC・FCD

FC・FCD

FC鋳鉄は、振動吸収性・切削性・耐摩耗性・熱伝導性に優れており、その特性を活かし、シリンダーブロックやピストンリング、ブレーキディスクなどの自動車をはじめとする輸送用機器部品や工作機械など、幅広い分野で使われております。

アルミ鋳物

アルミ鋳物

アルミは元来、鋳造のしやすい素材で熱処理により調質も可能なため、使用状況に応じた機械的性質のバリエーションが豊富な材料と言えます。耐熱性には劣るものの、鉄鋼材料の鋳造品に比べ、軽量化をはかることができます。またダイカストの場合は、大量生産が比較的容易で、この辺もアルミ合金のメリットとなっています。

ステンレス鋳物

ステンレス鋳物

用途としては、圧延や鍛造では製造が困難な複雑な形状の物に多く対応します。特に各種液体用のポンプのケーシングやインペラーには多用されており、これはステンレスの持つ耐熱、耐食、耐酸性が鋳物でも発揮されるからに他なりません。

ロストワックス

ロストワックス

ロストワックス以外の他の鋳造法は、全て合わせ型です。その結果、必ず合わせの誤差が出て、分割面と直角方向の寸法精度を壊すことになります。しかし、ロストワックス鋳造法はろう型を媒体として溶かし出すことで、完全な一体鋳型となるため、どのような複雑な形状でも高い寸法精度を確保できます。